「eeyes」(イイアイズ)は、指や目の動きなどの限りなく小さい身体動作をつかって、自分の意思を伝達するための意思伝達装置です。自分の気持ちをご家族やご友人に伝えるための言葉を紡ぐだけでなく、メールの送受信や、テレビ・エアコンなど家電の操作をお手伝いいたします。特許を取得した処理方式による視線入力の容易さや、感情や気持ちを伝える絵文字の搭載、ますます進化するスマートスピーカー向けの機能など、毎日のコミュニケーションを「楽しみ」へ変えていきます。
<イイアイズってどんなもの?ご紹介資料>
・意思伝達装置「eeyes」 PDF
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・意思伝達装置「eeyes」 PDF
・意思伝達装置「eeyesMini」 PDF
・eeyesシリーズ用分岐装置 PDF
<取扱説明書のダウンロード>
・意思伝達装置「eeyes」(Ver1.11B版)PDF 簡易説明書PDF 「eeyesMini」版PDF
・意思伝達装置「eeyes」(Ver1.11A版)PDF 簡易説明書PDF 「eeyesMini」版PDF
・意思伝達装置「eeyes」(Ver1.10B版)PDF 簡易説明書PDF 「eeyesMini」版PDF
・意思伝達装置「eeyes」(Ver1.10A版)PDF 簡易説明書PDF 「eeyesMini」版PDF
・意思伝達装置「eeyes」(Ver1.09J版)PDF 「eeyesMini」版PDF
最先端の音声合成サービス「コエステーション」に登録した「コエ」を使って発声できるようになりました。「コエ」の登録はとっても簡単。スマホアプリ「コエステーション」にいくつかの文章を読み上げるだけで、その人の声の特徴をAIが学習して、デジタルボイス「コエ」が作られます。
<最先端の音声合成サービス コエステーション>
https://coestation.jp/
<「合成音声を手軽に楽しめる」スマホアプリ コエステーション>
https://coestation.jp/consumer/coestationapp/
私が「eeyes」の開発に挑戦したのは、ある少女との出会いがきっかけでした。その少女には障がいがあり、手足を自分の力で動かせず、話すこともできませんでした。それでも、母親が話していることは理解でき、時折うなづいたりもします。そんな少女と母親がコミュニケーションのために使っていたのが、ひらがなの50音が書かれた文字盤でした。文字はいくつかのグループで色分けされており、少女が見つめる部分を「赤?青?緑?」と母親が尋ねます。少女がうなづいたところでまずグループを特定し、さらにその中の言葉を「あ?い?う?」と一つひとつ問いかけ、ようやく一つの文字を特定するのです。これは大変だと思い、ITのシステムで同じような機能のシステムはないのか母親に尋ねてみたところ、「あるけれど、高くてとても買えません」と言います。調べてみると、当時はアイトラッキングなどのマーケティングのために開発されたシステムしかなく、価格は100~200万円ほどでした。しかも、操作も難しく、ITリテラシーが高い人でなければ使えません。オレンジアーチがこれまで培ってきた技術を使えば、きっともっと簡単に操作でき、安価なシステムを作れるはずだと思いました。そこで私は、視線認識のシステムの開発を決意したのです。
ところが、現実はそんなに甘くはありませんでした。研究を進めるうちに、開発にはかなり高度な技術が求められることが分かりました。試行錯誤が続きました。
「やはり、無理なのかもしれない……」
くじけそうになるたびに、少女のかわいい笑顔が浮かびます。2016年からは脳科学と光技術を研究するために大学院に通い、徹底的に技術を学びました。そうして、着想から2年。ようやく、製品化が実現しました。ALS( 筋萎縮性側索硬化症)や筋ジストロフィーなどの難病の方や、寝たきりで体が不自由になった高齢者など、少女と同じように大変な思いをしている人は、世の中にたくさんいます。「eeyes」は、そのような人々と家族、周囲の方とのコミュニケーションを円滑にします。きっと、皆さんの日々の生活を豊かにできると信じております。
本山に続きまして、開発チームからひと言。簡単なテストプログラムから始めた「eeyes」ですが、今回の製品化バージョンでは前身のプロトタイプ版の開発を通して学んだこと、実際にユーザーの皆さまに伺ったご意見をベースに開発を進めました。ご意見やご要望をもとに練った画面やユーザーインターフェイスをぜひお試しください。
「eeyes」はこれからもユーザー様に寄り添いながら機能の改善や向上を行って行きたいと思います。それにはユーザーの皆さまの声が必要です。ご意見やご要望のみでも構いませんので、ぜひお聞かせください。
視線センサーをノート型パソコンのUSBポート(USB2.0以上)へ接続し、ディスプレイの下部のベゼルに設置すれば、ハードウェアの準備は完了です。「eeyes」では視線センサーから得られた視線に関する情報を処理することにより、ディスプレイのどの場所を見ているかを判定して、画面の操作をコントロールします。
視線を設定するキャリブレーションが終わりましたら、「eeyes」をすぐにご利用いただけます。画面下部にある設定パネルで使いやすい設定に変更し、快適なコミュニケーションをお楽しみください。
「eeyes」は使いやすいさまざまな機能を搭載しております。入力方式は視線のみではなく、スイッチやマウスでの入力も対応しています。また文字の大きさや文字を決定までの長さなど細かく設定してお使いいただけます。
「eeyes」をご利用いただくため、別途ご用意が必要となる利用環境がございます。入力機器は別売となっており、ご利用いただく入力方式によって必要となる機器が異なります。入力機器の全てをご用意いただく必要はございませんので、必要に応じてご用意ください。
「eeyes」のこれまでの歩みとこれからの未来を記載します。「eeyes」の前身である「eeyes(プロトタイプ)」の開発は2015年の2月頃に始まりました。当初はAndroidを搭載したスマートフォンやタブレットをベースに、汎用センサーや眼鏡型センサーを用いて開発を進め、東京大学・学際バリアフリー研究プロジェクト(AT2EDプロジェクト)の公式サイトへの収録、センサーメーカー様主催のコンテストで受賞するなど一定の成果を上げてきました。この「eeyes(プロトタイプ)」をより実用的に進化させ、現実に生じている不自由を解消させるに足る製品を目指し、2016年に新しいプロジェクト「eeyes」を立ち上げました。「eeyes」は単純なコミュニケーションツールの枠を超え、社会のイノベーションを起こすサービスを目指して、これからも発展を続けます!
「eeyes」の企画を開始しました。視線によるコミュニケーションを実現するには、どのようなことが必要であるか検討を重ねました。
次期「eeyes(バージョン1.00系)」の企画を開始しました。視線によるコミュニケーションを実現するには、どのようなことが必要であるか検討を重ねました。
視線認識を実際にお使いいただけるレベルまで精度を向上するため、技術の検証を行いました。
商品化に向け、ユーザー様の意見を反映しつつ、ビジネスモデルの検証を行いました。
一般リリースに向け、トライアルでの利用や、皆さまとのコミュニケーションチャネルをオープンします。
製品版の発売となります。
・専用のスイッチケーブルが付属しておりますので、お手持ちの入力機器を接続いただくことですぐにお使いいただけます。
<別売りの機器>
・視線入力装置は株式会社クレアクト様の「PCEye5」および「PCEyeMini」がご利用いただけます。
・呼鈴分岐装置はダブル技研株式会社様の「Bunking(ブンキング)ボックス」又は弊社製分岐装置(注文生産)がご利用いただけます。
「eeyes」のために頑張っているチームメンバーを紹介します。一日も早く皆様のお役に立てるよう北千住で頑張り中です。